竹谷:「ほぉー。3ヶ月で初高座言うたら、こらなかなかのもんやね」
正典:「あぁー(竹谷に頭を下げる)」
小次郎:「まぁた知ったかぶりしてぇ」
竹谷:「わし、学生時代は落研やったんや」
小次郎:「そら初耳やのぉ」
正典:「嘘や。大学行っとってないわ」
正平:「お父ちゃんもおっちゃんも早よ座ってんな。せっかくご飯炊きたてやねんでぇ。......おっちゃん、手ぇあろたんか?」
小次郎:「(寝そべったまま)あぁあ」
正平:「あぁもう、お父ちゃん、(正典の持っていた新聞を取り上げて)ご飯の時に新聞置いて、新聞は」
正典:「誰やねん、お前は」
幸助:「どや、正典さん、小次郎くん。三丁町に繰り出して呑まんけ?」
正典・小次郎:「三丁町!?」
幸助:「どうせ仕事にならんのやな」
小次郎:「...うちはほやけど、あんたはどうなんや?」
幸助:「いやいや。こう雨続きではな、だぁれも表で喧嘩せん」
正典:「喧嘩の仲裁が仕事かいな」
● で、結局、三丁町に何十年ぶり(自称)にやってきた正典。小次郎と幸助と三人で散々盛り上がっていたけど、芸者さんから秀臣の名前が出た途端に空気が一変、しかも評判がよいだけに三人は面白くない。正典が突っ込んだと言うより、むしろその正典の言葉に真正面から突っ込みたい。
幸助:「わしは気に入らんなあ、あの社長は。なんかスカしとるやなぁ、東京言葉で話しとって!」
芸者2:「それがまたよろしいのやわぁ」
正典:「(キッと睨みつけて)何やなぁ東京言葉ぐらい!わしかって使えちゃうぜ!」