小梅:「京都あたりで車が揺れてぇ〜、開いた段ボールから塗り箸が飛び出してきたときにはぁ〜往生しましたぁ」
糸子:「もうお箸がこっち向かって飛んできて、グッサグッサ!グッサグッサ!!...」
正典:「話を大きすな」
糸子:「旅の土産話は大袈裟なほうがええんや」
● 草若の家に上がってもとことんマイペースな和田一家。ボケと突っ込みの役割分担までいつもと一緒。
小次郎:「しかしこりゃぁ...年季の入ったうちやのぉ」
喜代美:「叔父ちゃん、あんまりウロウロせんといて!」
小次郎:「坪300万ちゅうとこかなぁ」
正典:「他所の家まで来て何を考えとんのやお前は」
● 落語家の家に上がっておきながら、相次いで稽古場に登場する落語家たちに思わず突っ込む正典さん。ついぞシチュエーションに突っ込むとは思わなんだ。切るところが見当たらないので糸子さんが全部を回収するところまでノーカットで。
正典:「(草々にむけて)おう」
(草々が座ったまま会釈をする)
正典:「(草原(桂吉弥)に向けて挨拶しようとして)...また別の落語家け。いったいこの家、何人の落語家がおんねや」
喜代美:「ちゃうねんてお父ちゃん。これは...」
四草(加藤虎ノ介):「(稽古場に入りながら)おはようございます」
喜代美:「四草さん」
正典:「まだおんのか!」
四草:「誰ですか?この頭悪そうな連中」
正典:「喜代美、どないなっとんのや!」
喜代美:「もぅ、やって、ちゃうねんて!」
正典:「何がちゃうねん!」
喜代美:「ほやから...む、草原さんは販売員さんで、四草さんは中国料理屋さんやったけど、草々さんが『崇徳院』で戻ってきてもろうたから、落語会が寝床で赤穂浪士の討ち入りやの!!」
正典:「何を言うとんど」
糸子:「(稽古場に入りながら)なんやそうやったんかいな。ほな草原さんと四草さんは落語を辞めて別の仕事をしとんなったんやねぇ」
正典:「え、ええっ!?」
糸子:「それが戻ってきなって、寝床さんで落語会をしなるんですか。それはそれは...。12月14日言うたらもう来週ですねぇ。お稽古頑張ってくださいねぇ〜」
正典:「おい...今のでようわかったな...」
糸子:「なにが?さぁ、ほな。草々さんも草原さんも四草さんも、若狭ガレイ召し上がってくださいねぇ」
喜代美:「え?落語会の日までおるつもり?」
小次郎:「ぉぅ」
糸子:「当たり前やないの!」
喜代美:「いや、当たり前では...」
小梅:「草原ちゃんにね、三味線の指導も頼まれましたしな」
喜代美:「え?いつの間に?」
小梅:「仕方ありませんわなぁ。ははは」
正典:「喜んどるやないこ」